400年余りの奴隷生活を清算する出エジプト事件は、言うまでもなく重要な事件です。一方、出エジプトほど重要なことが荒野で成し遂げられました。神様は40年の荒野生活を通じて、どのような働きをなされ、イスラエルに何を語られたのでしょうか。

1. 刻印、根、体質

なぜ人間が滅びるのかを知らなければ、その人生は、結局、平安と満足を得ることができず、個人の問題と家庭に来るわざわいを防ぐことも解決することもできません。エジプトから抜け出したものの、荒野生活は終わりが見えないように思えます。罪と死の奴隷から、サタンの勢力から完全に抜け出したのに、不信仰の体質はしつこくついて来ます。奴隷となった私中心の考えと、物質を愛して、成功を追い求めて神様なしに生きて行けるという錯覚を崩し、毎日、過越祭の意味を刻みなさいということで荒野に留まらせたのです。

2. 荒野で起こったサミット運動

礼拝を通して福音が刻印されて、みことばが根を下ろし、生活がいやされれば、他の人に影響力が及ぶようになっています。神様から選ばれた民であることをすべての瞬間確認し、イエス・キリストと神の国、聖霊の満たしを味わうようになります。すべての問題、できごと、出会いに接するときに、神様の御前で真実さをもって立つ機会にすれば良いのです。また、荒野生活は苦しくて劣悪な状況が続くわけではありません。霊的サミットとして訓練される最適な環境です。

契約の祈り神様、荒野の40年の意味を知るようにしてくださり感謝します。神の国のことを知らせてくださった復活以後の40日の内容を、もっと深く悟る恵みを与えてください。イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。

核心訓練メッセージ | 2021.4.3